セルフジェルネイルの定番「ジェルミーワン」。
塗って硬化するだけでサロン級の仕上がりが手に入ると人気ですが、いざオフする時に「どうすればいいの?」と悩む方も少なくありません。
オフの仕方を間違えると爪に悪い影響が出たり、表面がボロボロになったりするのではないかと不安になりますよね。
特に、便利なはずのはがせるベースがうまく剥がれない時の剥がし方や、逆に持ちが悪くすぐ剥がれるといった悩みもよく聞かれます。
また、ベースなしでのオフは可能なのか、はがせるベースの二度塗りは効果があるのか、硬化後に表面がベタつく、そもそもライトを当てても固まらない、ジェルの劣化はいつから?など、疑問は尽きないものです。
この記事では、ジェルミーワンのメリット・デメリットをしっかり踏まえつつ、正しい落とし方から何日持つかという疑問まで、あなたの悩みを一つひとつ丁寧に解決していきます。
- ジェルミーワンの2つの基本的な落とし方
- オフの際に爪を傷めないための具体的な注意点
- 「持ち」や「硬化」に関するよくある悩みの解決策
- はがせるベースを上手に活用するためのコツ
ジェルミーワンの落とし方|2つの方法と注意点
ジェルミーワンのオフには、主に2つの方法があります。ここでは、それぞれの基本的な手順と、爪を健やかに保つための注意点を解説します。
- オフの仕方はアセトン入り除光液で
- はがせるベースが剥がれない時の剥がし方
- ベースなしのオフは爪に悪くボロボロに?
- ライトで固まらないのはジェルの量が原因?
- 硬化後に表面がベタつくのはなぜ?
- ジェルミーワンの購入は公式サイトがお得
オフの仕方はアセトン入り除光液で

ジェルミーワンをオフする最も基本的な方法は、アセトンを含む専用リムーバーを使用することです。
はがせるベースを使っていない場合や、はがせるベースがうまく剥がせなかった場合は、この方法でオフを行います。
必要な道具
オフを始める前に、以下のものを準備しておくとスムーズです。
- ネイルファイル(目の粗いもの)
- アセトン系ジェルリムーバー
- コットン
- アルミホイル(指に巻けるサイズにカットしておく)
- ウッドスティックまたはメタルプッシャー
- ネイルオイル
アセトンオフの手順
手順自体はシンプルですが、一つひとつを丁寧に行うことが爪への負担を減らす鍵となります。
- 表面を削る: まず、ネイルファイルでジェルの表面に傷をつけます。ツヤが完全になくなるまで、爪のサイドや先端まで均一に削ってください。この工程により、リムーバーが内部に浸透しやすくなります。
- リムーバーを浸透させる: コットンにアセトン系リムーバーをたっぷりと含ませ、爪の上に置きます。
- アルミホイルで包む: リムーバーを浸したコットンがずれないように、指先ごとアルミホイルでしっかりと包み込みます。
- 時間を置く: そのまま10分から15分程度放置します。ジェルの種類や厚みによって必要な時間は変わりますので、様子を見ながら調整してください。
- ジェルを除去する: 時間が経ったらアルミホイルとコットンを外し、ふやけて柔らかくなったジェルをウッドスティックなどで優しく押し出すように取り除きます。
- 保湿ケア: ジェルをすべて除去できたら、ネイルオイルで爪と指先の皮膚を念入りに保湿します。アセトンは油分を奪うため、この最後のケアが非常に大切です。
一度でジェルが取り除けない場合は、無理に削り取ろうとせず、再度1の工程から繰り返してください。
焦らず優しく対処することが、爪を守る上で最も重要なポイントです。
はがせるベースが剥がれない時の剥がし方

ペリッと剥がせる手軽さが魅力の「はがせるベース」ですが、爪の状態や生活習慣によっては、期待通りに剥がれないことがあります。そのような場合、無理やり剥がそうとするのは絶対に避けるべきです。
無理に剥がすと、ジェルの層と一緒に自爪の表面まで持っていってしまい、爪が薄くなったり二枚爪になったりする原因になります。
爪の表面が白く毛羽立ったようになってしまったら、それはダメージのサインと考えられます。
もし、甘皮側やサイドからウッドスティックなどで優しく押してもジェルが浮いてこない場合は、オフ方法を切り替えましょう。
前述の通り、はがせるベースを塗っている場合でも、ネイルファイルで表面を削り、アセトンリムーバーを使ってオフすることが可能です。
はがせるベースは通常のアセトンオフでも比較的短時間で柔らかくなる傾向があるため、通常のジェルオフよりはスムーズに進むことが多いです。
「剥がれない」と感じたら、それは「無理に剥がすべきではない」という爪からの合図だと捉え、アセトンオフに切り替える判断が大切です。
ベースなしのオフは爪に悪くボロボロに?

ジェルミーワンはワンステップジェルですが、爪を健やかに保つためには「はがせるベース」などのベースコートの使用が推奨されます。
もしベースコートを使わずにカラージェルを直接自爪に塗った場合、いくつかの問題が生じる可能性があります。
第一に、色素沈着のリスクです。濃い色のジェルの場合、色素が爪に移ってしまうことがあります。
第二に、オフが非常に困難になる点です。ベースコートは自爪とカラージェルの間のクッションのような役割も果たしており、これがないとカラージェルが自爪に強力に固着してしまいます。
そのため、アセトンリムーバーを使ってもジェルがなかなか柔らかくならず、オフに時間がかかったり、無理に削り取ろうとして爪をひどく傷つけたりする原因になります。
結果として、爪の表面がボロボロになったり、薄くなったりする事態を招きかねません。
ベースなしでの塗布は、オフの際に爪へ大きな負担をかける行為だと理解し、必ずベースコートを使用するように心がけましょう。
ライトで固まらないのはジェルの量が原因?

ジェルネイルを硬化させるライトを当てているのに、ジェルが固まらない、あるいは中だけ生焼けのような状態になることがあります。この原因は一つではなく、いくつかの要因が考えられます。
最も一般的な原因は、ジェルを一度に厚く塗りすぎていることです。
ジェルは光が届くことで硬化するため、層が厚すぎると表面は固まっても内部まで光が届かず、硬化不良を起こします。
特に濃いカラーやラメがぎっしり入ったカラーは光を通しにくいため、薄く塗ることを一層意識する必要があります。
もし厚みを出したい場合は、一度に厚塗りするのではなく、「薄く塗って硬化」という工程を2~3回繰り返すのが正解です。
また、使用しているライトのパワー不足も原因として挙げられます。長年使用しているライトは、LEDやUVの光が弱まっている可能性があります。
推奨される硬化時間よりも長く当てても固まらない場合は、ライトの寿命を疑ってみるのも一つです。
その他、推奨硬化時間を守れていない、指を入れる角度が悪くライトが均一に当たっていないといったケースも見られます。
まずはジェルを薄く塗ることから試し、それでも改善しない場合は他の要因を確認してみてください。
硬化後に表面がベタつくのはなぜ?

ジェルネイルをライトで硬化させた後、表面を触るとベタベタしていることがあります。これは硬化不良ではなく、「未硬化ジェル」と呼ばれるもので、化学反応の過程で生じる正常な状態です。
ジェルは空気中の酸素に触れている表面部分だけが完全に固まりきらず、粘着質のある未硬化ジェルとして残る性質があります。
この未硬化ジェルがあることで、次に重ねるジェルとの密着度が高まるというメリットもあります。
したがって、このベタつきは失敗ではありませんので安心してください。
トップジェルを塗り終え、最後の硬化が終わった後に、ジェルクレンザーやエタノールを含ませたコットンやワイプで表面をサッと拭き取ります。
すると、未硬化ジェルが除去されて、下からツヤツヤの固まったジェル表面が現れます。この拭き取り作業を怠ると、ホコリがついたり、仕上がりが曇ったりする原因になるので、忘れずに行いましょう。
ジェルミーワンの購入は公式サイトがお得

ジェルミーワンをこれから始める方や、新しいカラーを買い足したいと考えている場合、どこで購入するかは一つのポイントです。様々な場所で購入可能ですが、安心して利用できるのはやはり公式サイトです。
公式サイトで購入するメリットは、第一に品質が保証された正規品が手に入ることです。類似品や、保管状態が悪く劣化した商品を誤って購入してしまうリスクを避けることができます。
また、新色や限定カラーなどの最新情報が最も早く手に入るのも公式サイトならではの魅力です。人気カラーの在庫状況も正確に把握でき、買い逃しを防ぐことにもつながります。
さらに、使い方に関する詳細な情報や、よくある質問への回答など、サポートコンテンツが充実している点も心強いです。
万が一、製品に問題があった場合の問い合わせもスムーズに行えます。これらの点を総合的に考えると、ジェルミーワンを長く楽しむためには、公式サイトからの購入が最も賢明な選択と言えるでしょう。
ジェルミーワンの落とし方以外のよくある質問
ここでは、オフの仕方以外でジェルミーワンについて寄せられることが多い質問にお答えします。持ちを良くするコツや、品質に関する疑問を解消していきましょう。
- はがせるベースの二度塗りは持ちを良くする?
- 持ちが悪い、またはすぐ剥がれる時の対策
- ジェルは何日持つ?劣化させないポイント
- 購入前に知りたいメリット・デメリット
- 総まとめ・ジェルミーワンの落とし方のコツ
はがせるベースの二度塗りは持ちを良くする?
はがせるベースを二度塗りすることで、ジェルの持ちが良くなるのではないかと考える方もいるかもしれません。これには一長一短があるため、目的によって判断が分かれます。
二度塗りを行うと、ベースの層が厚くなるため、爪の凹凸がより滑らかに補正されたり、外部からの衝撃に対するクッション性が増したりして、結果的に持ちが向上する可能性はあります。
一方で、デメリットも存在します。層が厚くなる分、硬化不良を起こしやすくなる、あるいはオフの際に剥がしにくくなる可能性があります。
特に、厚塗りになると剥がす際に爪への負担が増大することも考えられるため、注意が必要です。
基本的には、メーカーが推奨する通り、一度塗りで薄く均一に塗るのが最もバランスの取れた方法です。
もし試すのであれば、一度塗り目が完全に硬化したのを確認してから、二度塗り目もごく薄く塗ることを意識してください。自分の爪との相性を見ながら、最適な方法を見つけるのが良いでしょう。
持ちが悪い、またはすぐ剥がれる時の対策

ジェルミーワンを塗ってから数日で先端から浮いてきたり、根元から剥がれたりすることがあります。
これはジェルの品質だけの問題ではなく、塗る前の下準備(プレパレーション)や塗り方に原因がある場合がほとんどです。
プレパレーションの重要性
ジェルの持ちを良くするためには、塗る前の下準備が最も大切です。
- 油分・水分の除去: 爪の表面に油分や水分、汚れが残っていると、ジェルが弾かれてしまい、密着しません。塗る直前に、石鹸で手を洗い、エタノールやジェルクリーナーで爪の表面を丁寧に拭き取ってください。
- 甘皮処理: 爪の根元にある甘皮(ルースキューティクル)の上にジェルを塗ってしまうと、そこから空気が入り、リフトの原因になります。ウッドスティックやプッシャーで優しく押し上げ、ガーゼなどで綺麗に取り除いておきましょう。
塗り方のポイント
- 爪の先端を塗る: 爪の断面(エッジ)にもジェルを塗ることで、先端からの剥がれを格段に防ぐことができます。
- 皮膚にはみ出さない: ジェルが皮膚にはみ出すと、その部分から浮きやすくなります。はみ出してしまった場合は、硬化する前にウッドスティックなどで必ず拭き取っておきましょう。
これらの基本的なポイントを見直すだけで、ジェルの持ちは大きく改善されるはずです。
ジェルは何日持つ?劣化させないポイント
ジェルミーワンが「何日持つか」は、その人の爪の状態、生活習慣、そして塗り方によって大きく変わるため、一概には言えません。
一般的には、正しく塗布すれば1週間から2週間程度は綺麗な状態を保つことができます。水仕事が多い方や、指先をよく使う作業をする方は、持ちが短くなる傾向にあります。
また、ジェルの「持ち」には、ボトルに入っているジェルの「品質」も関わってきます。ジェルは光や熱、空気との接触によって徐々に劣化します。品質を長持ちさせるためには、保管方法が鍵となります。
ジェルを劣化させない保管方法
- 光を避ける: ジェルは光(特に紫外線)で硬化する性質があるため、直射日光や蛍光灯の光が当たらない、冷暗所で保管するのが基本です。
- 蓋をしっかり閉める: 使用後はボトルの口を綺麗に拭き取り、蓋を固く閉めてください。空気に触れる時間が長いと、ジェルが硬くなったり、品質が落ちたりする原因となります。
- 高温多湿を避ける: 温度や湿度が高い場所もジェルの劣化を早めるため、避けるようにしましょう。
適切な方法で保管することで、ジェル本来の性能を長く維持することができます。
購入前に知りたいメリット・デメリット
ジェルミーワンは非常に優れた製品ですが、購入する前にはメリットだけでなくデメリットも理解しておくことが、後悔しないためのポイントです。
項目 | 詳細 |
メリット | 手軽さ: サンディング(下準備の削り)や拭き取り(トップコート後以外)が不要なワンステップジェルなので、初心者でも手軽に始められます。 時短: マニキュアのように乾かす時間が不要で、ライトで硬化させればすぐに完成するため、時間を有効に使えます。 美しい仕上がり: サロンで仕上げたような、ぷっくりとした厚みとツヤ感を手軽に再現できます。 豊富なカラー: トレンドを意識したカラーバリエーションが豊富で、選ぶ楽しみがあります。 |
デメリット | 持ちの個人差: 爪質や生活習慣によって、持ちにかなり個人差が出ます。人によっては数日で剥がれてしまうこともあります。 オフの手間: はがせるベースがうまく機能しない場合、アセトンオフが必要となり、マニキュアよりは手間がかかります。 硬化熱: 爪が薄い方やジェルの量が多い場合、ライトでの硬化時に熱を感じることがあります。 アレルギーのリスク: 体質によっては、ジェルネイルの成分でアレルギー反応を起こす可能性があります。 |
これらの特性を理解した上で、自分のライフスタイルや求めるものに合っているかを判断することが大切です。
特に、爪が薄い、あるいは弱いと感じている方は、より丁寧なオフやケアを心がける必要があります。
総まとめ・ジェルミーワンの落とし方のコツ
この記事で解説してきた、ジェルミーワンを上手にオフし、長く楽しむためのポイントを最後にまとめます。
- ジェルミーワンの落とし方はアセトンリムーバーか、はがせるベースの2種類
- はがせるベースが剥がれない時は無理に剥がさない
- 無理に剥がすと爪の表面が傷つきボロボロになる原因に
- 剥がれない場合はアセトンオフに切り替えるのが正解
- アセトンオフの前にはジェルの表面をファイルで削る
- オフ後はネイルオイルで必ず保湿ケアを行う
- ベースコートなしで塗るとオフが困難になり爪を傷める
- ジェルが固まらない主な原因は厚塗り
- 硬化後のベタつきは未硬化ジェルで異常ではない
- 持ちが悪い原因の多くは油分除去などの下準備不足
- 爪の先端(エッジ)まで塗ると持ちが格段に向上する
- ジェルの品質を保つには冷暗所での保管が基本
- 持ちの良さには個人差があることを理解する
- メリットとデメリットの両方を知っておくことが大切
- 困った時は公式サイトの情報を参考にする